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倫理要綱

公益社団法人 日本電気技術者協会倫理要綱の制定について

電気は人類に極めて大きな利益をもたらしているが、その使い方によっては大きな災禍を招く可能性があり、また、環境に対する配慮も求められている。電気技術者はこのことを常に念頭において、電気保安の確保はもとより、新しい技術・分野についても自己研さんに励み、自らの職務と行為に誇りと責任を持つ必要がある。

最近、各分野で不祥事が相次いで発生しているが、これは目先の都合や利益を優先した結果で、長い目で見れば社会、顧客に迷惑、損害を与えるのみならず、当該組織あるいは当事者は専門家としての信用を失い、致命的なダメージを受ける。技術者倫理、企業倫理に関する違反によって、事故や不祥事を引き起こし、会社が解散に追い込まれたり、専門家としての活動が出来なくなった例は残念ながら後を絶たない。

「公益社団法人 日本電気技術者協会倫理要綱」は、協会の電気技術者として守るべき行動規範で、「われわれは、こういう点を注意して電気を利用していく。」という、電気技術者という専門家と一般社会との契約でもある。

倫理要綱

協会に属する電気技術者は、社会への貢献を常に念頭に置き、公共の安全、健康、福祉の向上及び環境の保全を図るため、その使命、職責、社会的地位を自覚し、日頃から専門技術の研さんと技術者倫理の実践に努める。

また、業務の遂行にあたっては、公正を心掛け、自らの良心と良識に従い、専門技術者としての自負と責任を持って行動するなど、本要綱を実践・遵守し、社会から信頼と尊敬を得るよう努める。

1. (技術者としての責任)

会員である電気技術者は、自らの専門知識、技術、経験を活かして、公共の安全、健康、福祉の向上及び環境の保全を図るため最善を尽くす。

2. (社会に対する責任)

会員である電気技術者は、業務を遂行するにあたり、公共の安全等社会への貢献を念頭に置き、自らの良心と良識に従い行動する。

3. (公正・公平性の堅持)

会員である電気技術者は、その業務を遂行するにあたり、公正、公平性を堅持する。

4. (専門技術の研さん・向上)

会員である電気技術者は、その使命、職責の自覚と自負を持って、自らの専門技術の向上に努める。

5. (機密の保持)

会員である電気技術者は、業務上知り得た機密を他に漏洩したり、盗用しない。

6. (後進の育成)

会員である電気技術者は、自己の知識、経験を活かして人材の育成と技術の伝承に努める。

以上



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